七条御前にある手打ち蕎麦屋。奥に坪庭がある民家を改装したような店で、靴を脱いで上がる。
蕎麦は看板メニューの一人前五枚の皿そば（食べたい枚数を一枚１３０円で追加できる）などの冷たいそば、天ぷらや鴨南蛮などの温かいそばがあり、細くてコシのあるすっきりしたのど越しの蕎麦だ。その他、天ぷらをはじめ一品料理が色々あり、良心的な値段で、この辺りで一杯飲むのにも選びやすい。８００円と１０００円のおすすめ昼膳もお薦め。接客も温かく、ゆっくりくつろげる隠れ家。（相）

木屋町から団栗橋を渡ってすぐにある蕎麦屋。
東京の人気立ち食い蕎麦屋港屋の影響を受けた蕎麦は、蕎麦にラー油がコンセプトで、つけ麺と呼ぶ方が相応しいもので、このタイプは京都では伏見のヒハマタノボルに次いで２軒目です。普通のかけやざるもあるものの、豚しゃぶやパクチーをトッピングするのが基本の食べ方です。十割の太麺はあまり蕎麦の香りはないものの腰が強くて食べ応えは十分です。サイドメニューには豚ごはんなどの他に、すぐ近くの鮨ひろたの鯖寿司などもあります。（大）

祇園の花見小路を上がって新橋通を少し東に入ったところにある大正１１年創業のお蕎麦屋さん。
麺類と丼を出すいわゆる店屋物屋さんです。そば、うどんは手打ちで、出汁に使う鰹節やさば節なども当日に削っているそうです。看板メニューはハイカラうどん、つけ鴨せいろ、親子丼など。冬場は脂の乗った鴨がたっぷり入ったせいろ蕎麦が人気です。きしめんのような平打ちのうどんが存在感があり、しっかり取られたつゆに天かすが溶け込んだハイカラうどんが個人的にはオススメです。（大）

烏丸綾小路を少し東に入り、一筋目の細い路地を下がったところにある蕎麦屋。
冷たい蕎麦は二八、田舎、韃靼、十割があり、蕎麦以外に小麦で打った切り麦があます。どれも瑞々しく香り豊かなもので、つゆは濃い目なので香りと味の輪郭がはっきりしています。温かい蕎麦も色々あります。昼に豚けんちん汁と丼などの付いた定食があり、料理も美味しくお値打ちでオススメ。京都では珍しい変わり蕎麦もあります。昼時は混み合い、相席になり、時間もかかります。（大）

烏丸高辻東入るにあるバーのマスターが金土日の昼のみ開いている蕎麦屋。
メニューはもり、天婦羅付き、辛味大根などで、すべてにおばんざいが二つ付きます。オススメは手打ちそばセットで、サラダ、おばんざい２種、茶碗蒸し、ご飯、天ざる蕎麦、蕎麦アイスのコースで１３５０円。趣味的に始めたものでしょうか、蕎麦のレベルも高く、マダム担当のおばんざいも美味しく、値段設定は破格です。天ぷらや蕎麦はマスター一人でやっているので、時間はかかります。（大）

東山二条を西に入ったところ、イオン東山二条店の西隅にある小さなそば屋。
メニューはそばとうどん各種、丼物が一通り揃っている。本格的なそば屋というより、古くから地元の人たちに親しまれている庶民的な店屋物屋で、１人前からＯＫの出前の注文もひっきりなしにある。丼も麺類も出汁がきいていて美味しい。丼メインに汁物として麺類を付けるのがお薦めで、丼にミニそばかミニうどんが付くセットもある。通し営業でやっている。千本二条に支店がある。（相）

三条堺町にある明治３８年創業の伝統的な雰囲気が魅力の蕎麦屋さん。
メニューは蕎麦にうどんと丼。蕎麦はコシがあり、鰹ダシもかえしもしっかりとした濃い口のつゆが特徴です。きつねは京都風のきざみと大阪風の甘きつねの２種類があります。玉子をとろとろにとじた丼物、焼いた鶏と錦糸卵などを乗せた名物のちらしそば、中華そばなども人気があります。地元のお客さんが中心の気軽な店ですが、昼時は観光客や修学旅行生なども来るので、満員の時があります。（大）

寺町今出川を上がったところにある蕎麦屋。出町桝形商店街の西の突き当りになる。
メニューは多くなく、冷たいもの、温かいものと併せて蕎麦が１５種類ほど、うどんと丼物が数種類ずつ、板わさや鶏天などの酒肴がある。地元に愛されている町の蕎麦屋として何でも美味しい。冷たい蕎麦は角が立ってコシがあり、麺の量もたっぷり盛られていて、つゆが濃く、ちょっとだけ付けて頂くのがいい。情緒のある雰囲気の店だが、暖簾をくぐるとロボットの案内係がいるのが面白い。（相）

東本願寺からすぐのところ、六条新町にある茶そばで有名なそば屋。
メニューはそば、うどん、丼類。麺は自家製、鰹節も店で削っているというが、出汁のきいたやや甘いまろやかなつゆもほっとする普段使いの美味しさがある。ここではそばと言うと茶そばで、硬くない程度のコシがあってつゆとよく絡み、また食べたくなる味だ。そばかうどんにかやく飯、もしくは丼にそばかうどんのセットが大体１０００円以下であり、お薦め。セットも勿論そばは茶そばになる。（相）