宇治マジやばい味

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発行日 平成20年10月20日

第四回特集は、宇治市の味を巡ろう。

宇治市は京都府の南部に位置し、京都市に次ぐ京都府第二の都市である。宇治茶、世界遺産になっている平等院や宇治上神社、源氏物語の宇治十帖、花の寺で有名な三室戸寺、隠元と普茶料理の黄檗宗萬福寺などで知られる一大観光スポットだ。

通圓本店・上抹茶と茶だんご

宇治は京都市と同じく山城国に属する。その歴史は古く、応神天皇の皇子菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)が菟道宮(宇治上神社の辺りと推定される)に暮らしていた場所で、都に準ずる地であったとも言われている。平安時代には貴族たちが別荘を営み、寺院を建立し、平等院などを残した。平安貴族の別荘地であったことを背景に、源氏物語の最後の十帖は宇治が舞台になっている。武士が勃興してきた時代には、宇治川の戦いなどの戦場にもなった。また、古くから茶の産地として有名なことは言うまでもない。戦後は京阪神の住宅都市として発展し、京都にはJR・近鉄・京阪で約20分、奈良にはJR・近鉄で約25分、大阪には京阪で約50分という交通の便が抜群のエリアでもある。伏見・久御山・宇治にまたがる巨大池であった巨椋池の干拓によってできた広大な農業地帯も擁している。

宇治の特徴を説明するのに、伝統と現代が共存している都市と言えば、京都と同じになる。たしかに歴史的に宇治は京都文化の一部であったとも言えるが、実際にはそれ自体の個性を持った一つの別世界でもあるのだ。京都の町と違って、宇治の町は基本的に碁盤の目状になっていない。鴨川はゆるやかに流れているが、宇治川の流れは速い。味の好みはさすがにほとんど変わらないが、人の気風(ノリ)も違うし、言葉も少し違う。やはり宇治は、京都市とは一味も二味も違う都市である。

シエル・クリームコロッケ

宇治グルメは、大きく観光地である市中心部と住宅地である小倉の二大グルメエリアと、その他の各所に分けることができる。宇治駅周辺は言うまでもなく世界的な観光地であり、宇治橋の両岸を中心に観光客向けの店が軒を連ね、名店もたくさんある。特に茶の名店がひしめき、宇治橋通商店街や環境省の「かおり風景100選」にも選ばれている平等院表参道には、宇治茶の香りがたちこめ、独特の風情がある。しかし、実はこの界隈にも、観光客にはあまり知られていない宇治市民御用達の美味しい店も少なくないのだ。一方の近鉄小倉駅周辺は下町の風情漂う庶民的な町で、地域密着型の安くて美味しい店が密集しているエリアである。そしてそれ以外のエリアにも、駅周辺や住宅街の中に美味しい店があり、フレンチ、イタリアン、カフェなどのお洒落なお店もあちこちに点在している。宇治は京都市に引けを取らないグルメエリアと言えるだろう。

串徳・サービスランチ

京都美味倶楽部では、特集「亀岡の使えるお店」に引き続いて、京都市以外のグルメ情報を拡充する企画として、宇治グルメ特集を組むことにした。特集に当たって、これまでに掲載していた宇治エリアの4店をこちらに移し併せた。宇治は大きな町である。グルメ密度も高い。当然、ここに取り上げているのは宇治グルメのごく一部であるが、「亀岡の使えるお店」と同様、少しずつ増やしていく形式にして充実させて行きたい。

本特集の情報を、地元の人はもとより、観光客や周辺地域の方々に利用して頂ければ幸いです。宇治の美味しい店の情報があれば、ぜひお寄せ下さい。


宇治1

宇治2

宇治3

TOP全店名リストエリア別リストメニュー特集掲載店美味掲示板

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カレーとんかつ・串揚げお好み焼・焼きそば・たこ焼テイクアウト・お弁当
パンフレンチイタリアン洋菓子・スイーツ甘味・和菓子

そば処京都懐かしの洋食屋京の鯖寿司

亀岡の使えるお店宇治マジやばい味舞鶴はウマイづるたらふく福知山今日は綾部でごはん木津川ならこの店かも

オムライスカレーうどん担担麺親子丼天丼餃子点心スペシャリテ

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