麩屋町六角のビルの地下にある、東京が本店の定食屋さん。小さな立て看板が出ているだけなのでお店の存在に気付かず通り過ぎてしまいますが、中に入ると地下とは思えない広さです。
ごはんやと名乗るだけあって羽釜で炊いたおひつめしがまず素晴らしいです。土日も注文可のランチは種類も多くてどれも美味しく、メニューは和食中心ですが、たとえばかにクリームコロッケなど洋食屋にも負けないレベルです。日替わりの小鉢もレパートリーが豊富で、一品一品凝っています。（大）

西大路九条を西に入ったところ、ぶたじるが看板の（看板になっています）早朝から昼まで営業の、気風のいいおばちゃんがやっている食堂。
名物のぶたじるは小と普通の２種類で、小でも十分な量があり、豚肉、玉ねぎ、豆腐がたっぷり入っていて熱々で絶品です。めしは少々から大までの４種類で漬物付き、このご飯も美味しく、めしとぶたじるだけという人も多く、実際それでも十分ですが、一品３〜５００円ぐらいの作り置きの惣菜もあり、好きなものをいくつか選ぶといいでしょう。（大）

御幸町綾小路の角にある当代で４代目の老舗定食屋さん。今はうどん、そば、丼が中心ですが、懐かしの味を求めて昼は行列ができることもあります。
昭和の定食メニューが色々あり、昔ながらの黄色い麺の中華そばや、ハムエッグのハムの代わりに焼豚を使った「ぶため」も人気です。個人的なオススメはきつね丼。甘きつねと九条ネギを乗せただけの上方の丼で、衣笠丼でもあっさりしているのに卵でとじてない分さらにヘルシーな丼ですが、何か後を引きます。値段はとても良心的。（大）

四条通の新町と西洞院の間にある細い道の角にある昔ながらの定食屋さん。現在も１０軒ほどある（かつては１５軒）相生餅協同組合の本店です。元々餅屋で今も店頭でおはぎやいなり、赤飯などを販売しています。初代は相生出身です。
メニューは豊富で、うどん、そば、中華そば、丼、定食など１００種類以上あり、普通の定食屋で特筆すべきところはありませんが、何を頂いても安心できる美味しさです。餅屋でもあるだけに雑煮やうどんなど餅を使ったメニューも多いです。（大）

新丸太からＪＲ太秦駅の方に下ったところにある発酵食品にこだわった料理を出すカフェ。
メニューは発酵８種定食、麹納豆丼、魚醤ラーメン御膳、発酵食品のスイーツ、酵素ジュースなど。味噌、醤油、酢、麹、納豆などの一般的な発酵調味料や食品に加えて、へしこやふぐの子の糠漬けなどを使っ料理は、つまり伝統的な日本食で、逆にもう少し発酵感のインパクトが欲しいですが、普通に食べやすいです。甘酒やヨーグルトなどを使ったパフェや発酵茶なども美味しいです。（大）

河原町三条を少し上がったビル２階にある居酒屋。入口は階段だけなので、少し分かり難いです。
宮津の魚介と亀岡や伏見の野菜を使った、美味しくて安くてボリュームがあるという三拍子揃った料理を出します。本店は四条河原町、四条富小路に支店がありますが、三条店はランチを出していて気軽に利用でき、内容的にも充実しています。ランチはお造りや天ぷら、ミックスフライなどのメインに３種類のおばんざいが付いた定食で、ご飯もお代わり自由、この界隈のランチの逸品です。（大）

浄土真宗佛光寺派塔頭の大善院が境内で開くギャラリー＆カフェ「おてらハウス」の１階にある昼のみ営業の精進カフェ。
食事メニューはその日の精進定食のみ。あとはオーガニック珈琲などの飲み物です。食材が淡白なものが多いためか、少し濃いめの味付けが結構美味しくて、品数も多く、野菜主体のお惣菜が楽しめます。要予約ですが、持ち帰り弁当もあります。この辺り一帯は佛光寺の塔頭群があり、大善院は佛光寺の東側のちょっと分かり難い場所にあります。（大）

四条大宮にあるラーメン屋さん。王将第１号店の隣りで、王将より古くからある昭和２３年創業のこのエリアの老舗です。
ラーメン屋と名乗っていますが、うどん、そば、丼などの食堂メニューが充実していて、実質的には定食屋です。全体に味は濃い目ですが、庶民的な定食屋として何でも美味しいです。一番人気は多くの客が頼んでいるカレー中華で、味が濃いのでライスは付けた方がいいでしょう。昭和のお店らしく、ぜんざいやかき氷などの甘味も出しています。（大）

河原町御池から５分ほど麩屋町通を上がり押小路を越えたところにある定食屋さん。
通しでやっている定食はおばんざい定食や鯖の味噌煮、生姜焼きなど７種類あり、メインの他に２０種類以上あるおばんざいメニューの中から３品選ぶことができます。平土間にカウンターとテーブル席があり、少しお洒落な大衆食堂と言った趣のお店で、和食系のファミレスにはない手作り感のある味が楽しめます。定食屋としては上品過ぎるので、もう少しパワフルさが欲しいところです。（大）