麩屋町錦下るにある慶應元年（１８６５）創業の漬物店。千枚漬けの元祖として有名です。
漬物の種類はかなり多いですが、看板はやはり千枚漬けです。昔ながらのレシピなのか、さっぱりとした千枚漬けで、サラダ感覚で頂けます。サラダ感覚で言えば、京おちょぼ（姫大根）もさっぱりピクルスという感じです。その他、定番的な半割大根、しば漬けなどからちょっと変わったものまで、何でも美味しいです。値段も高くないので、好きなものを何種類か買えばいいでしょう。（相）

国道９号線河原町交差点からすぐ、ドラッグストアユタカの隣りに１月にオープンしたお弁当屋さん。ＪＲ嵯峨野線園部駅の近くにあったカフェが移転し、テイクアウト専門店になりました。
厨房と受取カウンターしかない小さなお店で、メニューはカフェ時代に看板だったカレー（チキン、キーマ、グリーン）、唐揚げ・アジフライ・クリームコロッケなどの弁当、のり弁など。２種類のおかずが選べる弁当もあります。美味しくて値段も安く、昼時は行列ができていることもあります。（大）

三条河原町を下がったところにある海苔弁専門店の京都河原町本店。各地の店舗のいくつかも本店を名乗っていますが、東京の靖国神社前にあるのが本社のようです。
定番の海苔弁は１０８０円。白身魚のフライ、竹輪天、きんぴらごぼう、煮卵、鶏肉の焼き物、大きな海苔、鰹節の粉など、素材すべてにこだわり、味良し、ボリュームよし、値段もリーズナブル。あまりかっこ付けずにちょっと贅沢な海苔弁として庶民感覚を打ち出した方がいいのにと思います。（大）

新丸太町通から木辻通を上がったところ、木辻商店会にある活けかしわ専門店。
最近は京都でも少なくなってきましたが、かしわ屋さん、つまり鶏肉専門店です。もちろん生の鶏肉はありますが、テイクアウトの惣菜が色々あり、からあげ、チキンカツ、ちゅーりっぷのフライ、きゃべつミンチカツ、手羽焼きなど、日によって出るものが違うので、それもお楽しみです。なかでも、むね肉を使った普通のからあげがオススメで、さりげなくハマる味。冷えても美味しいです。（大）

四条通の八坂神社御旅所の向かいにあるおにぎり屋さん。立ち食いの都そばの左隣りです。
名古屋大須発祥で、愛知・三重に支店があり、京都は初出店になります。メニューは１８０円のふつうのおにぎりと、少しリッチな海老天や鰻、スパムなとを乗せたごちそう焼むすびがあります。こだわりの米を使っているようですが、京都を意識し過ぎたのか、美味しさを引き出すには塩が少ない気もします。二階のイートインでは、豚汁、唐揚げ、名古屋風の味噌カツなどと一緒に頂けます。（大）

河原町六角を上がった甘味処の梅園の隣りにあるハンバーグを看板とした弁当屋。１階はテイクアウトの弁当屋、２階はイートインになっています。
テイクアウトのメニューは、当初あったコロッケなどはなくなり、現在はハンバーグと唐揚げの２品が中心です。ハンバーグはソースを選べ、雑味のないすっきりした味です。唐揚げはニンニクが効いて紅ショウガをたっぷり纏わせて揚げたもので、妙に美味しくてオススメ。値段はとても安いです。最近流行りの八代目儀兵衛の米を使っています。（大）

寺町通六角を下がってすぐにある海苔メーカーの大森屋がプロデュースするおむすび専門店。
おむすびは丹波コシヒカリと淡路島の藻塩を使い、塩むすびからチーズカツカレーなど様々なトッピングがあります。おむすびの完成度はどうせならもう少し頑張ってほしいところですが、ポイントはやはり有明産と瀬戸内海産の焼き海苔、有明産の味付け海苔の３種類から選べる大判の海苔。風味が楽しめる上品な焼き海苔がオススメです。惣菜は「京菜味のむら」が提供。イートインもあります。（大）

四条烏丸からすぐ、綾小路通烏丸を西に入ったところにある寛政元年（１７８９）創業の老舗奈良漬屋さん。辛口の保存食だった奈良漬ですが、田中長は自家製みりんのまろやかさが特徴の都錦味淋漬という商品にしています。
うり・なす・すいか・きゅうり・ごぼうなどの他、しょうが・にんにく・らっきょなどの変わり種もあり、どれも美味しく、珍しいエリンギは食感も面白くてハマります。令和３年に開発したスイーツの奈良漬バターサンドはすぐに売り切れる人気。（大）